感染力の強い変異型の新型コロナ(COVID-19)による第8波の感染者数が増加傾向を見せており、また季節性インフルエンザ感染症の蔓延についても心配されております。。すでに変異型対応のワクチン接種が済んでいる方でも重症化は防げても感染し、更に同居する人への感染は防げておりません。感染しても軽症ですむという報道とともに、長引く後遺症で困窮する方々の存在も知られてきました。
一方で死亡率低下により、感染症5類相当への対応移行の議論も報道されてきましたが、まだわかりません。そのため現在の埼玉県内医療機関の対応では、妊婦や妊婦家族の陽性に対しては、原則は自宅療養です。その療養中に産科的、呼吸器内科的に悪化症状の場合は、対応できる感染症指定病院への搬送(埼玉県全域で医療機関を指名できない)という仕組みが継続されております。
そのため、引き続き当院の感染対策1~4は継続とします。当院ではこの対策によって院内クラスター発生はなく、第7波をすごすことができたと考えております。

新型コロナへの妊婦・授乳婦に対して、現行のコロナワクチンは有効とされています。感染しやすい環境(通勤、人と接触する機会が多い、など)や合併症のある妊婦・授乳婦さんは特に接種をお勧めします。感染し万が一に肺炎へと進行した場合は、頻回の胸部CT検査が必要となるばかりか、妊婦・授乳婦さんに安全で有効な治療薬は現在もありませんし、また後遺症持続も心配されます。
以上より、現行のコロナワクチンについては、一時的な副反応の不利益より有益性が上回るという判断が日本産婦人科医会・日本産科婦人科学会の見解です。接種ご希望の方は、職域・集団・個別接種(当院など)の全てで可能である事をお知りおきください。
- 感染対策継続のお願い -
当院は母子のみならず全ての来院される患者さまの安全安心な空間確保と管理のため、待合室での「密」をできるだけ避けて参ります(インターネット・事前電話による完全予約制の維持)
ワクチン接種の有無に関わらず
1.「外来付添い禁止」
これからも続行してまいります。
※大人の付き添いの制限のお願いです。お子様はお連れいただいて大丈夫です。
2.「分娩立会い続行」
その意義を鑑みており、立会い分娩は原則的に継続します。ただし、事前説明の同意だけでなく、当日の状況からスタッフの最終判断が必要となります。陣痛室での付き添いは不可、あくまで分娩直前のみの対応となりますこと、ご理解ください。
3.「入院面会制限」
引き続き予約制とし、赤ちゃんのお父さんとお父さんが連れてくる場合での赤ちゃんの兄姉のみ面会可能といたします。
4.「里帰り出産の変更」
当初県外に帰省される予定であっても、ターミナル通過での感染不安、実家と近所に感染を引き起こす懸念がある場合は、ご相談ください。
なお、マザークラスと離乳食教室はWEB開催とし、ヨガ教室などは変更される場合もあります。
以上、上記の詳細については、スタッフまでお気軽にお問い合わせください。
初診、婦人科の患者様におかれましては、待合室の「三密」をなるべく緩和する対策として、外来完全予約制に移行しましたことにご理解いただき、誠にありがとうございます。
今日まで当院に通院なさってる妊婦さんや婦人科の患者さんは、感染防御の意識を高く持っていただいてる方が多いという印象があり安心しています。引き続きその状態を継続して通院していただきたく思います。
感染経路で最も多いとされる「家庭内感染」。家庭内にウイルスが持ち込まれることがない様に、皆様本人だけでなく、同居するご家族様におかれましても、より高い感染防御の意識を持って日常を送っていただきたく思います。
感染対策をとっていても、ワクチン接種を受けていても新型コロナウイルス、特に変異型は手強く、したたかで完全な防御は困難です。「人からうつらない」、「人にうつさない」その意識で有効なワクチンが皆様に行き渡るまで、この困難を感染防御の意識を高く保つ生活をして、みんなで乗り越えていきましょう。
新型コロナウィルス(COVID-19)の感染についてご心配されている患者さまには、感染症ガイドラインに沿ったご案内をさせて頂きます。
ご自身の心配な状況や症状などについて、まず必ず川口市からの下記相談窓口にご相談なさり、どう行動しどこに受診するかについて保健所等の指示を仰いでください。
医療法人CSメディカル
さとうレディースクリニック

平日昼間(8時30分~17時15分)
川口市保健所(感染症窓口)
TEL 048-423-6726
夜間・休日等の場合
川口市保健所(代表)
TEL 048-266-5557
いま、妊娠・出産・育児に挑む皆さんへ
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